- 内見開始のタイミングは入居希望日の1〜2ヶ月前がベスト。特に1〜3月は早めの行動がカギ
- 事前準備として持ち物(スマホ・メジャー・PDFなど)と希望条件の整理は必須
- 内見時間帯は昼がおすすめ。朝や夜にもう一度見ると印象の違いも確認できる
- チェックリストは室内・水回り・建物・周辺まで全30項目をカバー(PDF付き)
- 営業さんとのやりとりは遠慮せず質問することで、重要な情報を引き出せる
- 「3件見せて決める」営業心理を知れば、自分に合う本命物件を見極めやすくなる
一人暮らしの内見で「ここを見ておけば安心!」という30項目を厳選しました。
チェックリストを手元に置いて、忘れずに確認しましょう。
【ステップ①】内見はいつから?ベストなタイミングと時期

🔎 ポイント
繁忙期(1〜3月)は競争が激しい
入居希望日の約1.5ヶ月前が理想
週末や月末は予約が取りづらいので注意
良い物件はすぐ埋まるため、早めの行動が失敗を防ぎます。特に繁忙期は、見学予約だけでも事前に済ませておくのがおすすめです。
【ステップ②】内見前にやることチェック|持ち物・条件整理リスト



持ち物チェックリスト
スマホ(カメラ・メモ用)
筆記用具とメモ帳
物件資料(図面・条件)
メジャー(家具が入るか計測)
方位磁石アプリまたは簡易方位磁石(窓の向きを確認するため)
チェックリスト(PDF)
条件の整理方法
- 必須条件(例:駅徒歩10分以内、2階以上など)
- あったら嬉しい条件(例:宅配ボックス、独立洗面台など)
- 妥協してもいい条件
【ステップ③】内見に適した時間帯とは?朝昼夜それぞれの注意点



時間帯ごとのチェックポイント
朝(7〜9時)…周辺の通勤・通学の雰囲気がわかる
昼(10〜15時)…日当たりや室内の明るさを確認しやすい
夜(17時以降)…帰宅時の暗さや治安がチェックできる
おすすめの内見時間帯は「午前10時〜12時」です。日当たり・騒音・周辺環境がもっともチェックしやすく、他の候補と比較しやすくなります。
【ステップ④】完全版|内見チェックリスト30項目(PDF付き)



室内チェック(10項目)
- 日当たり(光がしっかり入るか)
- 照明の位置(コンセントの位置と合っているか)
- 収納(ハンガーが掛けられる高さがあるか)
- 壁の厚さ(隣室の音が聞こえないか)
- 天井の高さ(圧迫感がないか)
- 窓の開け閉め(スムーズに動くか)
- 床のきしみ(歩くと音がするか)
- コンセントの数と位置(家具配置に支障がないか)
- 室内のにおい(カビ・タバコなど)
- 建具の劣化(ドア・クローゼットの痛み)
水まわりチェック(8項目)
- 水圧(キッチン・シャワーともに強さを確認)
- 水漏れ痕(シンク下やパイプ回り)
- 換気扇の作動(浴室・トイレ)
- カビ臭・下水臭(排水口まわり)
- シャワーの温度調整(サーモスタット付きか)
- 浴槽の傷・栓の閉まり
共用部・周辺環境チェック(7項目)
- エントランスの清潔感(ゴミが散らかっていないか)
- ポストや宅配ボックスの使用状況
- 掲示板の情報が古くないか
- 階段・廊下・エレベーターの照明
- 共用部の騒音(足音・話し声)
- 隣室からの音(テレビ・話し声)
- ご近所の雰囲気(挨拶や対応の様子)
生活利便性チェック(5項目)
- スーパー・コンビニの距離(歩いて5分以内が理想)
- バス停や駅までのアクセス
- 夜の街灯・防犯カメラの有無
- ゴミ出しルール(曜日・時間・分別)
- 治安(周辺に交番や街灯がある
【ステップ⑤】内見当日の不動産屋とのやりとり|差がつく10のコツ



- その場でしっかり質問する(遠慮しない)
- 押し切られそうな時の対処法を考えておく
- 不動産屋の営業トークに注意する
- 希望条件を整理してハッキリ伝える
- トラブル回避のための心構え
- 修理箇所があれば写真を撮って確認する
- 敷金・礼金・更新料など費用の内訳を確認
- 管理会社の対応を質問する
- 申込や契約に進む前に持ち帰る姿勢を持つ
- 気になることは「入居前に対応可能か」を必ず確認
信頼できる営業さんなら、誠実に教えてくれるはずです。
【ステップ⑥】プロが語る裏話|3件見せて本命で決める営業心理



【後悔しない!3件で決める内見順のセオリー】
✅ ① 妥協ラインの物件(家賃は安いけど欠点も多め)
✅ ② 比較用の物件(条件やエリアが本命と近い)
✅ ③ 本命の物件(あなたの理想に近い第一候補)
この順番にすることで「本命の良さ」が引き立ち、冷静な比較判断がしやすくなります。
特に予算オーバーの理想物件は、先に見ると気持ちがブレる原因になるので避けましょう。
内見後はすぐにメモ・写真・印象を記録して、混乱しないように整理するのもポイントですよ。
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【プロの裏話】“3件見せて本命で決めてもらう”の営業セオリー
実はこれは不動産営業では定番の営業テクニックです。
お客様自身が本命を「納得して選べる」ようにする王道の接客パターンです。
多くの方は「もっと見ればもっといい物件があるかも」と迷って決めきれず、結果的に機会を逃して後悔しがち。
営業マンの仕事は、良い物件に出会った時に“迷いを整理してあげること”でもあります。
「①妥協ライン → ②比較 → ③本命」と案内するのは、焦らせるためではなく、冷静な判断を助けるためなんです。



【まとめ】後悔しないための内見ステップまとめ&次に読むべき記事
ステップ①:内見のタイミングは「入居希望日の1〜2ヶ月前」から。繁忙期は早めの動きがカギ
ステップ②:持ち物(スマホ・メジャー・PDFなど)と条件の優先順位を整理しておくと安心
ステップ③:日中の見学が理想。できれば複数の時間帯で内見し、印象の違いをチェック
ステップ④:室内・水回り・建物・周辺環境まで30項目を網羅したチェックリストを活用
ステップ⑤:遠慮せずに質問を。やりとりの中で気になるポイントを引き出せる
ステップ⑥:営業の「3件見せる」セオリーを理解し、自分にとっての本命を見極めよう
- 内見っていつから始めればいいの?
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入居希望日の約1ヶ月前が目安です。特に人気物件はすぐ埋まるため、6週間前から動くと安心です。
- 内見に持っていくべきものは何ですか?
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チェックリスト、スマホ、筆記用具、メジャー、靴下の替えなどがあると便利です。PDF版チェックリストを活用しましょう。
- 日と土日、内見におすすめの時間帯は?
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平日午前中がベストです。周囲の生活音や日当たりが分かりやすく、不動産会社も空いています。
- 物件は何件くらい内見すべき?
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初心者は3件前後がベスト。印象を混同しにくく、比較もしやすいためです。2〜3件に絞って精査するのが理想です。
- 営業トークに流されないためのコツは?
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チェックリストを使い、自分の基準を明確にしておくこと。不安なことはメモして後で相談しましょう。
- 雨の日でも内見はできる?
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可能です。むしろ雨漏りや湿気・暗さなど悪条件を確認できるチャンスになることもあります。
- 気になる物件はその場で申込すべき?
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競争が激しいエリアでは即日申込が基本です。ただし、事前に条件や不安点を洗い出しておくことが重要です。

