✅ 内見は「入居希望の6週間前」から始めるのが理想です。
✅ 持ち物は「スマホ・メジャー・替え靴下・条件リスト」など5点でOK。
✅ 室内・水回り・共用部・周辺環境の30項目をチェックリストで網羅。
✅ ベストな時間帯は「平日の午前中」。雨の日は漏水チェックにおすすめ。
✅ チェック後は比較シートで点数化 → 家賃や礼金の交渉も忘れずに!
一人暮らしの内見で「ここを見ておけば安心!」という30項目を厳選しました。
チェックリストを手元に置いて、忘れずに確認しましょう。
内見のタイミングと持ち物

内見前に準備すること
【内見前に準備すること】
✅ 希望条件を整理(家賃・間取り・駅距離など)
✅ 「絶対NG」条件も明確に
✅ 不動産サイトの写真と現地で違いそうな点をメモ
内見に最適な時間帯



おすすめの内見時間帯は「午前10時〜12時」です。日当たり・騒音・周辺環境がもっともチェックしやすく、他の候補と比較しやすくなります。
内見チェックリスト(30項目)
チェックリストのメリット
- 忘れ物や見落としを防げる
- 質問したい点が整理できる
- 内見後に物件を比較しやすい
- 緊張しても「見るべき項目」が明確で安心
デメリット
- 夕方の内見では日当たりの印象がつかみにくい
- 雨の日はベランダの使い勝手や周辺音がわかりづらい
- 1件目で「いいかも」と思って即決すると後悔することも
室内チェック(10項目)
- 日当たり(光がしっかり入るか)
- 照明の位置(コンセントの位置と合っているか)
- 収納(ハンガーが掛けられる高さがあるか)
- 壁の厚さ(隣室の音が聞こえないか)
- 天井の高さ(圧迫感がないか)
- 窓の開け閉め(スムーズに動くか)
- 床のきしみ(歩くと音がするか)
- コンセントの数と位置(家具配置に支障がないか)
- 室内のにおい(カビ・タバコなど)
- 建具の劣化(ドア・クローゼットの痛み)
水まわりチェック(8項目)
- ・水圧(キッチン・シャワーともに強さを確認)
- ・水漏れ痕(シンク下やパイプ回り)
- ・換気扇の作動(浴室・トイレ)
- ・カビ臭・下水臭(排水口まわり)
- ・シャワーの温度調整(サーモスタット付きか)
- ・浴槽の傷・栓の閉まり
共用部・周辺環境チェック(7項目)
- エントランスの清潔感(ゴミが散らかっていないか)
- ポストや宅配ボックスの使用状況
- 掲示板の情報が古くないか
- 階段・廊下・エレベーターの照明
- 共用部の騒音(足音・話し声)
- 隣室からの音(テレビ・話し声)
- ご近所の雰囲気(挨拶や対応の様子)
生活利便性チェック(5項目)
- スーパー・コンビニの距離(歩いて5分以内が理想)
- バス停や駅までのアクセス
- 夜の街灯・防犯カメラの有無
- ゴミ出しルール(曜日・時間・分別)
- 治安(周辺に交番や街灯がある
内見時のやりとり|差がつく10のコツ
- その場でしっかり質問する(遠慮しない)
- 押し切られそうな時の対処法
- 不動産屋の営業トークに注意する
- 希望条件を整理してハッキリ伝える
- トラブル回避のための心構え
- 修理箇所があれば写真を撮って確認する
- 敷金・礼金・更新料など費用の内訳を確認
- 管理会社の対応を質問する
- 申込や契約に進む前に持ち帰る姿勢を持つ
- 気になることは「入居前に対応可能か」を必ず確認
不動産営業の裏話:3件見せて本命で決める
なんで3件前後が良いの?



【後悔しない!3件で決める内見順のセオリー】
✅ ① 妥協ラインの物件(家賃は安いけど欠点も多め)
✅ ② 比較用の物件(条件やエリアが本命と近い)
✅ ③ 本命の物件(あなたの理想に近い第一候補)
この順番にすることで「本命の良さ」が引き立ち、冷静な比較判断がしやすくなります。
特に予算オーバーの理想物件は、先に見ると気持ちがブレる原因になるので避けましょう。
内見後はすぐにメモ・写真・印象を記録して、混乱しないように整理するのもポイントですよ。
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【プロの裏話】“3件見せて本命で決めてもらう”の営業セオリー
実はこれは不動産営業の「落とし」というテクニック。
悪い印象を持たれがちですが、お客様自身が本命を「納得して選べる」ようにする王道の接客パターンです。
多くの方は「もっと見ればもっといい物件があるかも」と迷って決めきれず、結果的に機会を逃して後悔しがち。
営業マンの仕事は、良い物件に出会った時に“迷いを整理してあげること”でもあります。
「①妥協ライン → ②比較 → ③本命」と案内するのは、焦らせるためではなく、冷静な判断を助けるためなんです。



まとめ
初めての内見は、不安も多いと思いますが、「準備→チェック→やりとり」さえ押さえれば大丈夫です。
30項目のチェックリストや持ち物を活用しつつ、不動産会社とのやりとりも丁寧に進めることで、後悔のないお部屋選びができますよ。
特に「家賃のバランス」や「本命物件を見る順番」は、プロも実践する重要ポイント。ぜひ意識して内見に臨んでみてください。

