【現役プロが解説】一人暮らしのお金の不安は知って安心、行動で解決

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いつか一人暮らしを始めたい、だけどお金のことが心配で踏み出せない。
そういう方のために、お金の心配を払拭する方法をお伝えします。
全体像が見えれば、本当に生活できるのだろうか、という不安を拭うことができます。

きのこ先生

私は賃貸不動産歴15年の現役プロとして
色々な方の相談に乗ってきました。
お金のことが不安という方が多いので、
本記事を読んで安心していただきたいです。
FPの資格も持っていますので、
家計の相談にものれますよ。

目次

不安の解決方法は2つ「知ること」「行動すること」

不安の根源は見通しが立たないこと=知らないこと

多くの場合、人が不安になる原因の一つとされているのが、
「見通しが立たないこと」です。
一人暮らしのお金に関係における見通しとは、
契約時の契約金がちゃんと払えるのか?
生活費はちゃんと払っていけるか?が主だった二点になるかと思います。
これについてもちゃんと知識を取り入れて、
難しくないということがわかれば漠然とした不安はなくなります。
何か問題点があるのであればここで洗い出しをした方がいいです。

行動することで解決

しっかりと勉強をして知識を取り入れたら、
次は行動するだけです。
特に節約関係は後ほどご紹介する、
「するだけ節約」をすれば最初に頑張るだけで効果が継続します。
行動はするけど、継続はきついという人も、
最初だけでいいんです。

基本的なことを知りましょう。

一人暮らしの契約にかかる費用

仲介手数料

仲介手数料とは、契約者(入居者)様から不動産会社(仲介会社)へ、報酬として払われるお金です。

敷金

契約中の家賃滞納や、部屋の損傷の修理代に充てるために、事前に入居者様から家主様に預けるお金です。

礼金

文字通り家主様にお礼として支払われるお金です。元々、住宅の供給が少なかった時代に部屋を紹介した家主様に払っていた慣習が未だに残っています。地域よっては敷金を数ヶ月預かった中から礼金にとして家主様に支払う、敷引という慣習もあります。

保証料

保証会社に支払う料金です。入居時の契約であれば初回保証料と記載されることも多いです。保証会社とは、お金を払うことで連帯保証人の代わりをしてくれる会社です。初回保証料の相場は賃料の50%〜100%が相場とされています。また、保証会社に加入をしていたら連帯保証人がいらないかというと、完全にそういうわけでもなく、保証会社加入のうえで連帯保証人を求められるケースもあります。

保険

賃貸契約では必須の保険です。火災保険(家財保険)、個人賠償責任保険
、借家人賠償責任保険の3種類があります。超ざっくり言えば、自分の家財、人の家財、大家さんに関する建物の賠償、の3つです。加入は必須なのですが、不動産会社から勧められたものに入らなくてもいいです。先に自分で選んだ火災保険の保険証券を用意しておくという手もあります。

前払い家賃

不動産会社によっては事前に家賃の前払いをする必要があるケースもあります。これも入居日によってあったりなかったりしますので、契約したい不動産会社に事前に確認をしておくと目算が立てやすいです。

その他:鍵関係や町内会費

一般的な科目以外に物件の特有の初期費用があります。鍵関係の請求や町内会費などです。新しめの物件ですと鍵交換代やカードキー設定料など、鍵関係の初期費用がかかってくるケースもよくあります。

一人暮らしの生活中にかかる費用

貯金に回したり自由に使えるお金は、
「収入から支出を引いた金額」です。
当たり前のことですが、基本として説明しておきます。
支出=出ていくお金を抑えていく必要があります。

固定費と変動費
生活費は大別して固定費と変動費に分けて考えることができます。
前提条件としてどんな費用かを知っておきましょう。

固定費

固定費とは利用の多寡に関わらず支払う金額が一定の費用です。
家賃、水道光熱費、通信費、保険料、駐車場代など
上記が該当します。

変動費

変動費とは利用の多寡によって支払う金額が変わる費用のことです。
具体的には
食費、日用雑貨費、被服費、教養・娯楽費、交際費、理美容費、医療費、冠婚葬祭費など
上記が該当します。

解決方法を知りましょう

固定費の節約は「するだけ」

固定費の節約は最初だけ大変ですが、
「購入するだけ」「契約するだけ」で後は効果が持続します。
実行後は何もしなくても節約しているのと同じことになります。
ものすごく楽です。
また、効果がずっと続くという特性上早く取り組んだ方がお得です。
言い換えると、早く取り組まないと損です。
例えば、節約効果が1,000円程度だったとしても、
1年間取り組まなかったら12,000円の損です。
これが月5,000円や月10,000円だったらものすごくもったいないですよね。

毎日の工夫で変動費を節約しましょう

「するだけ節約」で固定費を抑えることができたらダメ押しで変動費の節約も試みましょう。
あまり気にしすぎたり、日々の行動を制限するとストレスの元になり、
節約自体が続かなくなってしまうので要注意です。
ただし、無駄遣いに関しては多少ストレスが溜まっても、
我慢した方がいいと思います。

  • エアコンのフィルターをまめに掃除する
  • 電気はまめに消す
  • テレビはまめに消す
  • コンセントはまめに抜く
  • 冷蔵庫は無駄に開け閉めしない
  • 時間帯で電気代が変わる場合は洗濯機を回す時間を予約しておく
  • 食材はリストを作ったり、まとめ買いをしたりして余計な物を買わない。
  • 外食を減らす
  • タバコやギャンブルなどを我慢する
  • 必要のない飲み会に参加しない
きのこ先生

私は無駄な飲み会を完全にやめたのが
一番お金が浮きました。
時間とお金が同時になくなるので
本当にもったいないと思ったら、
断り上手になれました。

行動しましょう

やった方がいいことを優先度の高い順に並べてみました

  1. 家計簿アプリを落とす。
  2. クレジットカードを契約する。
  3. 家計簿アプリにクレジットカードを登録する
  4. 格安SIMに替える
  5. プロバイダーの契約を替える
  6. 新電力に替える。
  7. LED電球にかえる
  8. 節水シャワーヘッドに替える
  9. 要らないサブスクの見直し

1.家計簿アプリを落とす

まずは家計簿アプリをダウンロードします。
マネーフォワード、zaimu、マネーツリーなどがよく使われるアプリです。
私個人は資産を管理するのに強いマネーフォワードを使っています。
この工程を一番最初に持って来たのは、
アプリを落とすという一番簡単な作業だからです。

2.クレジットカードを契約する

次にクレジットカードを契約しましょう。
クレジットカードは0.5%〜1.5%はポイントが付きます。
少額ではありますが、
「お金を使ってお金をもらう」という価値感を持っていただきたいです。
たまったポイントだけで何かを買うと感覚を掴んでいただけると思います。

3.家計簿アプリにクレジットカードを登録する

1でダウンロードしたアプリに2で契約したクレジットカードの情報を追加しましょう。
どんなお店で何円クレジットカードを使ったかが、全て記録されます。
賢いアプリだと科目の分類もざっくりしてもらえます。
こめに科目分けをしたり、
毎月の始めに前月の利用状況を見直したりする習慣がつけば、
家計の無駄が見えるようになります。

4.格安SIMに替える

実際の節約行動はここからになります。
キャリアスマホの通常プランを使っている方は、
格安プランや格安スマホに切り替えていけばかなり節約ができます。

5.プロバイダーの契約を替える

プロバイダーの契約を、
「通常のNTTフレッツとプロバイダ」の契約にしている方は、
光コラボのインターネット回線に切替をしましょう。

6.新電力に替える

電気の契約も新電力の契約にした方がいいです。
ただ、一人暮らしの場合は電気代だけを考えると
あまり大きな節約効果は見込めません。
スマホの契約、プロバイダの契約、電力の契約が一貫しているような
パターンだとトータルで見てポイント還元だったりが、
お得になるということがあります。
ガスとセットで契約できるパターンもありますので、
適宜みてみてください。

7.LED電球に替える

白熱球からLEDに変えるのも効果が大きいです。
居室はもちろんのこと廊下、キッチン、トイレ、お風呂などで
必ず電気をつける場所は早めに変えていた方がいいです。
ただし、本体の代金がそこそこ高いので切り替えてから
1年以上は住む前提で切り替えた方がいいです。

8.節水シャワーヘッドに替える

節水シャワーヘッドに替えることで幾分か、
水道代やガス代を下げることができます。
本体の代金が高すぎてもいけないので、
バランスを見て購入しましょう。

9.要らないサブスクの見直し

年会費やサブスクなど、
ちゃんと把握してその機能を使い切れているか確認しましょう。
音楽や動画のサブスクはちゃんと利用しているか。
送料無料の条件になっているようなサブスクサービスは
送料の元をちゃんととれるほど利用しているか、などです。
サブスクサービスは基本的にはいつでも解約できて、
いつでも再契約できるサービスも多いのでやめてみて困らないか、
試してみるのもありかと思います。

節約では難しい場合は収入を改善しましょう。

節約には頑張っても限界があります。
その場合は収入を増やすことを考えましょう。
万人におすすめはしませんがバリバリ自己投資して、
収入をあげて行く人もいます。
変動費などの節約を頑張るよりもこちらの方が向いている方もいると思います。
ご自身にあった方法をお選びください。

きのこ先生

さんざん節約の話をしておいてアレですが、
個人的にはこれが一番おすすめです。
何歳からスタートとしても
人生が好転するくらい効果が大きいです。
ただし、覚悟や努力が必要なので
万人向けではないです。

まとめ

不安の解決方法は2つ「知ること」「行動すること」

知ること=一人暮らしの契約時、生活中にかかる費用をしりましょう
行動すること=固定費、変動費の節約、または副業で解決しましょう。

簡単やることリスト

  1. 家計簿アプリを落とす。
  2. クレジットカードを契約する。
  3. 家計簿アプリにクレジットカードを登録する
  4. 格安SIMに替える
  5. プロバイダーの契約を替える
  6. 新電力に替える
  7. LED電球にかえる
  8. 節水シャワーヘッドに替える
  9. 要らないサブスクの見直し

一人暮らしを始めるためにどうやって不安を払拭するかというお話をさせていただきました。
知識で不安をなくし、
行動することで解決するというのは、
今回の一人暮らしのお金の話に限らず、
全てのことを始める時に通用する考え方です。
ぜひ応用してみてください。

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